TRD工法の原理
工法の原理
TRD工法によるソイルセメント地中連続壁は、所定の深さまで挿入したカッターポストを、地盤に横方向から押し付けた状態でカッターチェーンを上下方向に周回させ、チェーンに取り付けられたカッタービットを高速で移動させることによって原地盤を薄く削りほぐします。
掘削時に細かくほぐされた土は固化液と混合され、掘削液の中で流動性のあるスラリーとなり、カッターチェーンの上下周回によってカッターポスト周辺のスラリーは渦となって対流し、ほぐされた土と固化液が均一に混合撹拌されます。
固化液が混合撹拌された土は掘削溝内に満たされ、一定時間を経て固化し地中に連続した壁を造成します。